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「科学技術コミュニケーター若手交流会」@本郷

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(最終更新 2/21 12:00 さらに言及していただいたブログを追加。参加者の皆さん、mixiのコミュも是非!) 東大STITPの有志により企画された「科学技術コミュニケーター若手交流会」に参加してきました。 東大本郷キャンパスの山上会館での0次会(!)が17:30〜…

こんなところに感情の分かれ目 / 科学の必要性を重視する人が科学者になる

魚群から大きい個体ばかりを漁獲していると、魚群の小型化や生命力の低下を招き、水産資源の崩壊につながる恐れがあると、米・ニューヨーク州立大ストーニーブルック校と東京農業大生物産業学部(北海道網走市)の共同研究チームが実験で突き止めた。大物ば…

経験に課金する / 社会との科学コミュニケーション

(一群を抜け出すために必要な要素は)「そこに居なければ決して得ることのできない経験」であり、その経験に課金することこそ、教育コンテンツが無料化を回避する道だと思います。POLAR BEAR BLOG 「教育コンテンツ」は無料化を避けれるか? 古典的(?)名著…

ラテラル・コミュニケーションとその活性化

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研究者間コミュニケーションの必要性 前々回、生命科学とブログの現状と今後では、社会と研究者間のコミュニケーションに注目して話を進めた。しかし、以前から僕は根源的な問題はそこにないのではないかと感じている。 いわゆる「蛸壺化」に伴い、現在では…

科学コミュニケーションの練習問題としてのタイラーズ

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最近になってタイラーズに言及する人達は面白い。 最初の頃、この問題に言及していた人達は「内輪」だったから、誰がどの程度どうなのかが大体ぶれていなかった。しかし、最近になって、伝え聞いたり英文を訳したりして頑張って論じる人が増えてきて、いろい…

生命科学には少なくとも弘中勝と結城浩が必要だ

先ほどのエントリに書いた「新しい高校生物の教科書」には、項の最初にクイズがある。 真核生物の遺伝子の本体(実体)は何か。 (1) DNA (2)RNA (3)タンパク質 クイズといえば、化学同人の月刊「化学」でも、科学リテラシー研究会がクイズ記事を掲載している…

「新しい高校生物の教科書」

新しい高校生物の教科書が出ました。 新しい高校生物の教科書 - 講談社BOOK倶楽部 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2575078 新しい高校生物の教科書 - 5号館のつぶやき(編著者の1人のブログ) http://shinka3.exblog.jp/3405864/ かね…

生命科学とブログの現状と今後

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生命科学の研究者と一般市民とを結ぶ科学コミュニケーション活動は、研究機関のプレスリリースや民間のコミュニケーションサイト、科学実験教室、ゲノムひろば、サイエンスカフェと広がりをみせている。 独立行政法人 理化学研究所 http://www.riken.jp/inde…

"すぐに役立つ"生命科学はまやかしではないか? *3

生命科学の科学記事には、社会的な有用性(の可能性)を高らかに謳ったものが多い気がします。また、研究者や科学コミュニケーションを進める人の中にも、「社会に役立つ」ことを単純に支持してしまう傾向があるように思います。しかし、それは本当でしょう…

描いて造って、魅せる分かる

博物館に行くと剥製や化石が並んでいる。実物の横に解説が書いてあるとなんだか説得力がある。だが、現代的な生命科学の成果は、博物館はおろか、高校の教科書でも新聞でも断片的にしか伝えられていない。生命科学者と普通の人との知識差はあまりに大きく、…