2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

科学コミュニケーションの練習問題としてのタイラーズ

sts

最近になってタイラーズに言及する人達は面白い。 最初の頃、この問題に言及していた人達は「内輪」だったから、誰がどの程度どうなのかが大体ぶれていなかった。しかし、最近になって、伝え聞いたり英文を訳したりして頑張って論じる人が増えてきて、いろい…

生命科学には少なくとも弘中勝と結城浩が必要だ

先ほどのエントリに書いた「新しい高校生物の教科書」には、項の最初にクイズがある。 真核生物の遺伝子の本体(実体)は何か。 (1) DNA (2)RNA (3)タンパク質 クイズといえば、化学同人の月刊「化学」でも、科学リテラシー研究会がクイズ記事を掲載している…

「新しい高校生物の教科書」

新しい高校生物の教科書が出ました。 新しい高校生物の教科書 - 講談社BOOK倶楽部 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2575078 新しい高校生物の教科書 - 5号館のつぶやき(編著者の1人のブログ) http://shinka3.exblog.jp/3405864/ かね…

生命科学とブログの現状と今後

sts

生命科学の研究者と一般市民とを結ぶ科学コミュニケーション活動は、研究機関のプレスリリースや民間のコミュニケーションサイト、科学実験教室、ゲノムひろば、サイエンスカフェと広がりをみせている。 独立行政法人 理化学研究所 http://www.riken.jp/inde…

"すぐに役立つ"生命科学はまやかしではないか? *3

生命科学の科学記事には、社会的な有用性(の可能性)を高らかに謳ったものが多い気がします。また、研究者や科学コミュニケーションを進める人の中にも、「社会に役立つ」ことを単純に支持してしまう傾向があるように思います。しかし、それは本当でしょう…

最先端の科学は切り口を命名する*2

科学というのは、「切り口」を決める機能が特に重要なのではないかと思います。昨年の選挙の、「郵政民営化」の話とかが分かりやすいかもしれません。小泉さんが言ったのは、「郵政民営化」か「それ以外」かという「切り口」でした。 そして、その切り口しか…

医学者は公害事件で何をしてきたのか*1

湘南セミナーでも講義を受けた津田敏秀先生の 「医学者は公害事件で何をしてきたのか」 を読んだ。 医学者は公害事件で何をしてきたのか作者: 津田敏秀出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/06/29メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (17…

効率よく情報収集するためには?

net

なんとなく、ネット中毒一歩手前による基礎的な記事。 みなさんはネットに接続したら何のページを見ますか? mixi?Yahooニュース? そこにBloglinesを加えると、 効率的にいろいろな情報が手に入るようになります。 そこで、今回はBloglinesを紹介します。 …

あけましておめでとうございます。