経験に課金する / 社会との科学コミュニケーション

(一群を抜け出すために必要な要素は)「そこに居なければ決して得ることのできない経験」であり、その経験に課金することこそ、教育コンテンツが無料化を回避する道だと思います。

POLAR BEAR BLOG 「教育コンテンツ」は無料化を避けれるか?

古典的(?)名著の

で無料のコンテンツビジネスをとらえ直そう、という記事。あー、そうかも。

一時期、国立大学が独法化して、「サービス業」を自覚しないといけないなんて話があったけど、サービス業から一歩飛び上がって、経験を売る必要がある、って話だろうな。

無敵会議やアカデメディアもそうだけど、イベント内容自体は終わるとすぐにネットに公開されちゃう。のに、結構人は集まる。特に忘年会議。w

多分、「あの場を嗅ぎつけて早い内に参加した」って経験や、あの場で会える人々を求めて行くんだと思う。

あぁ、イベントか。科学コミュニケーションでもそこら辺考えなければいけないのだろう。科学カフェへの行きにくさ(僕みたいな20代男性単独には特に。)。

あと、そういう点では、

バイオベンチャーの支援はなんだかんだでもう5年くらいやってきているわけです。にもかかわらず、「今年は何をやったら良いだろう。お金はあるんだけど」と頭を悩ませたりしています。結果として出てくるのは「アライアンスの場を作ろう」「情報交換の場を作ろう」「顔合わせの場を作ろう」などいうものばかり。でもね、もうこういう機会って山ほどありますよね?で、それに参加している人たちってもうすっかり顔なじみじゃないですか?前回も会った人たちとケータリングを食べながらちょっとおしゃべりして、それでオシマイ、みたいな感じじゃないですか?もうちょっと違った角度からの支援があっても良いと思いませんか?


ブログでバイオ リレーエッセイ 第11回「JBNへの期待」
via 学生社長の会社経営奮闘記 @JBN


みたいな話もあるわけで、集まる人とそこに来るという「経験」をもっともっとブランド化していく戦略が必要なんだろう。

ちょっと関係ないかもしれないけど、

てなやつを見かけたんだけど、いやぁ、なんつーか、「大人の科学」的な異臭を発していて、それはそれで「科学ブランディング」なんだろうけどさ。


そいえば、うちのキャンパスでも毎週金曜日は高校生のための金曜講座ってやつをやっていて、このまえの金曜は川合先生で「携帯電話のつながり方」みたいなお話だったのだけど。なんか変なおじさんが来てて、「電波って危ないですよね。このまえも電車の中で携帯電話が出した電波で電車の中の人がバタバタ倒れて…」みたいな質問…。(汗汗

もすこし外向きな人を惹きつける科学ネタでブランディングできるのが必要なんだろうな。

恋愛物語展
いや、それはそれで行くという経験のブランディングが足りない気が…。