注目の本「自由は進化する」(の訳者解説)

自由は進化する


夕方に買った。僕はまだ訳者である「あの」山形浩生の訳者解説しか読んでいない。訳者解説がむしろ良い文なのかも知れないが、解説を読んで「そう、これが僕が生に希望を持つに至っている理由である」と直感した。議論の行き着く先としては、ここに似ている。何となく「自分が生きることに意味がないんじゃないか」とずるずる思っている人には特に読んで欲しい。

[自由とはシミュレーションのツールである]

様々なパラドクスがこの一言で解消する。そして、自由には義務がつきまとうのである。この議論を経ないと人間おちおち生きていられない気さえする。全ての人に注目の一冊。